2012(第116回)ボストンマラソン

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今年もボストンマラソンが開催されました。数えて116回目とのことです。

 世界で最も歴史ある大会だと思います。私も15年程前は4年程Qualifyをとって走らせてもらいましたが毎年30km程で撃沈しました。以来毎年応援、サポートに廻り今年で15年連続でボストンマラソンに来ています。完走はしても自分が納得できるように走ることは容易でないのが、ここのコースです。初めからファンランのつもりで走れば、それほど厳しいとは思わないでしょうが、大半のランナーが1年の目標をボストンのために準備して参加するので、顔つきそのものが他の海外マラソンなどとは違います。

 特にファーストウエーブのランナーは最後尾でもフルの記録が3時間20分くらいまでの実力者ですからファンランとは違います。

 マラソンのコースはワンウエイのダウンスロープに見られがちですが、アップダウンの連続がこれでもかというくらい終始続きます。最初の5km程の下りで自然にでるスピードオーバーを制御、我慢できずに気持ちよく走った結果が後半に徐々に現れて、多くのふらふら状態ランナーが生まれます。

 今年はスタートのホプキントンがファーストウエーブの10時で23℃~25℃、日中気温が上がり、ボストンの最高気温32度くらいまでになりました。脱水症で身体を傾けて走る多くのランナーを目にしました。

 スタート前には、Warning(緊急警告)がでて有資格のランナーにスタート前にレースを止めるなら、来年の参加へエントリーを認めるという特別条件がでました。これを受けたランナーが414人?いたそうです。以前のシカゴマラソンで死者がでただけに主催者のB.A.A.の措置は適切であったと思います。

 ただ我々日本人のように遠路はるばるこの日のために全てを賭けてボストンマラソンの準備をしてきたランナーは、気象条件が厳しくなることを予測できても、ここまで来たら止めるわけにはいかないです。

3回に分けてのスタートはサードウエーブが10時40分でしたが、最終ランナーがスタートした後に、ゼッケンなしのランナーが100名前後スタートして行きました。

他の大会ではノ-ゼッケンは無銭飲食ならず、無銭走りで係員からその場で止められますが、このボストンだけは最後の一般ランナーの後に走れるのです。でもゴール前で脇へそれて、ゴールはしないようにしているようです。

ただ練習にはいいかもしれないのと、ボストンマラソンの雰囲気は味わえますね。

また応援が凄いとか、応援が上手いとかいいますが、このボストンでは同時開催しているのがメジャ-リーグのレッドソックス戦です。本拠地で4連戦、観光客誘致にマラソン、野球はさすが商業主義大国で欠かせないようです。毎年レッドソックス線を観戦して今年特に感じたのは、応援の上手さです。応援というより観客がゲームを見るだけでなく、プレーヤーと共にゲームに参戦していて、応援も凄いし、下手なプレーには遠慮なく野次が飛びます。近くや廻りの観客とは赤の他人でありながら、その場の雰囲気を共有し、何時しか会話が始まり掛け声が連呼してウエーブを引き起こすくらいになっているのです。一度や二度、いや何十回もウエーブが途切れても諦めずにやり続けて、最後は一体となってウエーブが一周廻ってきます。プレーヤーはプレーで観客のために必死ですし、観客は自分もプレーの中に入って楽しんでいます。

この原理がボストンマラソンの応援にも共通しているように受取れます。

ランナーは廻りの応援にも支えられながら、必死に走っています。その走りを見て応援は絶賛しますが、下手な走りを見せれば、野次に近い罵声が飛んだり、水をかけられたりするのがボストンです。           

ただの応援でなく、きっと大会に出たくても出れないランナーがするのかもしれませんが、米国では多くのランナーがボストンを最も敬意を持って注目するということではないでしょうか?

今年も何とかツアーエントリー枠15名の方と8名の有資格ランナーの方(3名様はスタートラインに立てませんでした)があの酷暑の中、救急車に運ばれることもなく、リタイアもなく完走されたのは素晴らしいことでした。

私も初めて収容バスなるスクールバスを見ました。

33kmで4時間以上応援していても汗はだくだく、喉はカラカラで日焼も凄かったですが、フルを走るのは厳しいと感じましたが無事完走されたことだけが驚きでした。

2013年は有資格のタイムが5分繰り上がります。尚狭き門になることは間違いないでしょう。

参加希望の方は早めの連絡をお待ちしています。

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